はじめに
私たちが日々何気なく使用している電気は、火力や原子力、水力・地熱・風力・太陽光など、様々なエネルギーで発電し、供給されています。この電気のうち94%を海外から輸入する化石燃料に依存しています。
そのため国内でのエネルギー自給率向上や万が一の災害の備えとして注目を集めているのが『再生可能エネルギー』です。自然の力を利用し、半永続的に供給が可能なエネルギーのことを指します。再生可能エネルギーには、太陽光・風力・地熱・バイオマス・潮力などがあり、当社では太陽光を利用した【太陽光発電】をご提案しています。
太陽光発電のしくみ
太陽光発電システムは、太陽光発電モジュール(あるいは「太陽電池モジュール」「太陽光パネル」「ソーラーパネル」ともいいます)でつくった電気(直流電力)を、パワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)を通して家庭内で使える電気(交流電力)に変換し、その電気を使ったり、蓄えたり、売ったりします。
1太陽光発電モジュール
2設置用架台 / 取付金具
3接続箱
4パワーコンディショナ
5蓄電池
6エネルギー管理・モニター
太陽電池モジュールをさらに詳しく!
Q.太陽光発電は何でできているの?
A.性質の異なる2種類の半導体を重ね合わせて作られており、太陽光からエネルギーを得た半導体の電子が移動することで電気を起こします。
種類は、おおまかにシリコン系・化合物系・有機系の3つに分類されます。当社の太陽電池モジュールは、シリコン系です。
Q.「セル」「モジュール」とは?
A.よく聞く「モジュール」と言われるものは、半導体を重ね合わせて作られた「セル」という四角い薄い板を直列で複数枚組み合わせたものを指します。
セル:太陽電池の最小単位
モジュール:セルを直列で接続し、複数枚組み合わせたもの
Q.変換効率とは?
A.一定面積あたりに照射された太陽光エネルギーのうち、何%を電力に変換できるかを、変換効率という値で表します。例えば、変換効率が15%だとしたら「光エネルギーの15%を電気エネルギーに変えられる」ことになります。
また、変換効率にはいくつかの種類があります。「セル変換効率」とは、太陽電池セル一枚あたりの変換効率を指し、「モジュール変換効率」とは、モジュール1平方メートルあたりの変換効率を意味します。
太陽光発電のメリット:電気代を節約
太陽光発電システムでつくられた電力は、まずご家庭で使用され、余った電力を電力会社に売ることが出来ます※。また蓄電池を導入すれば、電力をためて家で使用することも可能になります。昼間の電力をためて、夜間に使用すれば家庭の中でエネルギーの自給自足が出来るようになり、光熱費の削減につながります。さらに最近では家庭の1年間のエネルギー消費がゼロ以下のゼロエネルギーハウス(ZEH)が推奨されています。ZEHにするためには、太陽光発電システムは必須であり、エネルギーを創りだす重要なものです。
※10kW未満余剰買取の場合
太陽光発電のメリット:環境にやさしいエコな暮らし
太陽光発電は発電時にCO₂ を排出しない、環境にやさしい発電方法です。
太陽光発電が普及すると、石油や石炭などを使用する火力発電の負担を軽減できます。
ご家庭に太陽光発電を導入すると、CO₂ の削減につながるだけでなく、限られた資源の節約にも貢献できるのです。
※1 林野庁ウェブサイトより。杉の換算は杉1本14kgのCO2を吸収として算出。
※2 「太陽光発電協会 表示ガイドライン(2021年度)」に基づき、太陽光発電システムの二酸化炭素削減効果は399.5g-CO2/kWh(結晶系シリコン太陽光電池)として算出。
※3 「太陽光発電協会 表示ガイドライン(2021年度)」に基づき、太陽光発電システムの石油削減量は0.227㍑/kWhとして算出。
太陽光発電のメリット:万一の災害に備える
地震や台風、豪雨など、日本では近年さまざまな自然災害が頻発しています。災害の結果、発生するかもしれない停電に対する備えも必要です。太陽光発電システムに蓄電システムを付け加えることで、創ったエネルギーを蓄えることが可能になり、非常用電源としても活用することができます。
家庭用蓄電池とは
つくった電気はムダなくつかう「自家消費」の時代へ
太陽光発電の買取価格は年々下がる一方、電気料金は値上り傾向にあります。電気代は生きている限り続く「生涯ローン」とも言われます。これからは、太陽光発電で余った電気を蓄電池にためて、蓄えた電気は夜にムダなくつかう「自家消費」にすることで、電気代を節約できます。
家庭の電力レジリエンスを強化
日本では近年、地震、台風、豪雨など、さまざまな自然災害が頻発し、大規模な停電も発生しています。太陽光発電システムと蓄電池を備えれば、災害時の停電対策にもなり、家庭の電力レジリエンス(回復力)を強化できます。
さまざまな種類がある家庭用蓄電池
家庭用蓄電池には用途や設置タイプなどにより、さまざまな種類があります。
太陽光発電システムと蓄電池を同時に設置する場合は、「ハイブリッド蓄電システム」がおすすめ。太陽光発電でつくった電気をより効率よくためられます。
ハイブリッド蓄電システムの特長
一般的な太陽光発電システムと蓄電池を利用する場合、太陽光発電システムと蓄電池のそれぞれにパワーコンディショナが必要ですが、それらを1台にまとめたのがハイブリッド蓄電システムです。ハイブリッド蓄電システムは、太陽光発電システムで発電した直流の電気を直流のまま直接蓄電池にためることができるため変換ロスが少なく、発電した電気を有効利用できます。
よくあるご質問
太陽光発電に関するご質問にお答えいたします。
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