2020年6月15日
サンテックパワーがオーストラリアで初となるバーチャルPPAを導入した太陽光発電所を稼働
サンテックパワージャパン株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長 ガオ ジャン)の100%子会社であるサンテックパワーディベロップメントオーストラリア(Suntech Power Development Australia Pty Ltd)は、オーストラリア・ビクトリア州に9.4MW(DC)の太陽光発電所を稼働させました。同社にとってオーストラリアにおける初の100%所有プロジェクトとなります。
同発電所で特徴的なのは、オーストラリア国内で初となるブロックチェーンを活用したバーチャルPPA(※)を導入したことです。この新たな技術により、門戸が開かれていなかった中小規模の企業でも再生可能エネルギーを直接調達することが可能となります。
※Mojo Power社とバーチャルPPA契約を締結。バーチャルPPAとは、需要家と発電事業者の間に市場またはアグリゲーターを介在させた取引手法です。
写真:ロビンベール太陽光発電所
オーストラリア・ビクトリア州ミルデュラの南西約90 kmに位置する同発電所は、一軸式追尾型架台に24,920枚のサンテックパワー社製単結晶太陽電池モジュール、および147台のファーウェイ社製分散型パワーコンディショナが設置されています。オーストラリア国内で大規模発電所に分散型パワーコンディショナを採用した最初の例の一つとなります。
同発電所には3つの変圧器があり、ロビンベール変電所からわずか700 mの場所にあるPowercor社の22 kVネットワークに接続されています。年間約18,000 MWhの発電量を見込んでおり、これは一般家庭約2,300世帯分の年間消費電力量に相当します。
サンテックパワージャパン取締役社長のガオ ジャンは次のように述べています。「ロビンベール太陽光発電所は、当社にとってオーストラリアにおける最初の100%所有プロジェクトです。今後も同国の太陽光発電電力の利用拡大を目指し、積極的に事業を展開していきます。」
森林火災や新型コロナウィルスなどの混乱にもかかわらず、建設は遅延することなく6か月で完成しました。サンテックパワーグループIPP事業のロリータ チェンは、「今回の経験を踏まえ、我々は現在開発中のRiverina太陽光発電所の完成に自信を深めています。」 と述べています。この地域向けに多数の大規模太陽光発電プロジェクトが発表されていますが、40 MWのRiverina太陽光発電所もそのうちの1つとなります。
<サンテックパワージャパンについて>
サンテックパワージャパンは、前身である株式会社MSK時代から35年以上にわたり先進的な太陽光発電専業メーカーとして、高い発電性能と耐久性に優れた太陽電池モジュールを提供しています。また当社が誇る長野テクニカルサポートセンターでは、豊富な経験と実績に基づく妥協を許さない技術サポートを行っています。
<サンテックパワーディベロップメントオーストラリアについて>
サンテックパワージャパンの100%子会社として2018年に設立。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州を拠点に、同国内の太陽光発電事業を展開しています。
Suntech Power Development Australia Pty Ltd
604, Level 6, Chatswood Central, South Tower, 1-5 Railway Street,
Chatswood, NEW SOUTH WALES, 2067 Australia
本件に関するお問い合わせ先
サンテックパワージャパン株式会社
マーケティンググループ
関
TEL:03-3342-3892